会長ご挨拶
皆様、こんにちは。日本弁理士会東海会のWEBページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
東海会は、これまで知的財産の普及を図り、また、中小企業、ベンチャー企業、スタートアップ企業(以下、「中小企業等」)の知的財産活動を支援し、知財を経営に活かす意識の向上に努めてまいりました。その結果、少しずつではありますが、知的財産の重要性に対する認識が広がっていることを実感しております。しかしながら、全体としてはまだ十分とは言えず、知的財産のさらなる「普及」が必要だと感じているところです。
こうした状況を踏まえ、東海会は、令和7年度のミッションとして、
知的財産が、当たり前に尊重される
社会をめざす!
を掲げて活動をしていきたいと思っています。そして、知的財産の魅力、価値を広く伝えるために、
をキャッチフレーズとし、その魅力を発信していきたいと考えています。
また、東海会では、令和6年度からは、農林水産分野における知的財産の普及にも力を入れております。近年、伝統工芸と知財の関係にも注目が集まるなど、知的財産(IP:Intellectual Property)が果たすべき役割はますます多様化しています。東海会では、農林水産業や伝統工芸を大切な地域資源と捉え、この分野での知的財産の普及活動を積極的に進めてまいります。
以上を踏まえ、令和7年度は、次の重点事業に取り組んで参ります。
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知財推進・普及事業:
これまでの実績を活かし、知財の普及と推進をさらに強化します。一般市民向けには知財フェスタを開催し、中小企業等向けには、知的財産セミナーや知的財産をテーマにした座談会などを開催していきます。
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地域資源IP事業:
農林水産業や伝統工芸など、地域資源に関する分野での知的財産の普及を進めます。
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知財教育事業:
将来を担う世代に知財マインドを醸成し、知財制度の理解を深める教育プログラムを推進します。
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女性会員応援事業:
東海会の女性弁理士の活躍を支援し、知財分野でのさらなる活躍を促します。
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開設30周年に向けた準備事業:
令和8年度に東海会は30周年を迎えることから、東海会の今後の方向性を探る活動を進めます。
これらの事業を通じて、東海会は知的財産の普及と発展に貢献し、知的財産の価値を高めてまいります。
今後とも、東海会の活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月吉日 日本弁理士会東海会 会長 加藤 光宏(かとう みつひろ)
