知財探し/弁理士 林 信吾
- 弁理士会
一般の方にとって知的財産(知財)は、「専門的で難しい」「自分には関係ない」など、縁遠いものであると思われがちです。でも実は、知財は誰にでも身近なものになり得るということをご存じでしょうか?
例えば、購買意欲をかきたてる商品には、優れた機能やデザイン、ブランド等、何らかの魅力があると思います。そうした魅力に「特許」、「実用新案」、「意匠」、「商標」といった知財が関係していることが多々あるのです。
かくいう私も、社会人になるまでは知財について何ひとつ知らず、知財担当者として社会人生活をスタートさせたのがきっかけで、知財や弁理士の存在を知りました。知財初心者の私はその当時、知財脳を鍛えるために、身の回りにあるものや街で見かけたものから特許・意匠・商標のネタを見つける「知財探し」をしていました。今から四半世紀以上前のことです。
今の世の中、便利なモノやコトであふれています。皆さんも、そうしたモノやコトから「知財探し」をしてみるのはいかがでしょう?新たな発見や気づきがあるかもしれませんよ。
この記事を目にした皆さんが少しでも知財に興味を持っていただき、知財を身近に感じてもらえると嬉しいです。