弁理士に出会ったら
- 時事
「職業は何ですか。」と聞かれて「弁理士です。」と答えると、「弁理士ってどんなお仕事ですか。」と返ってくることがほとんどです。特許や商標という言葉を耳にしたことはある方でも、実際に発明者や出願人になった経験のある方や、権利者から権利を主張された経験のある方は少ないでしょうから、当然なことだと思います。ただ、実際に出願の経験等がない方であっても、知的財産に関するニュースを目にすることはあると思います。最近だと、「ティラミスヒーロー」に関するニュースを見聞きされた方も多いと思います。ところで、こういったニュースを知ったときに、皆さん自身が当事者になった場合のことを想定したことはありますか。実際にこの先、皆さんが当事者になることは十分にあり得ます。そうなったときにどうすれば良いのか。困らないようにするためにどんな手を打っておく必要があるか。知的財産についてのニュースを見かけたときだけでも考えてみてはいかがでしょうか。そして、万が一、何かの機会で弁理士と出会った際に、知的財産に関するニュースについての疑問を弁理士に投げかけて見て下さい。その弁理士は、喜んで疑問に答えてくれると思いますよ。
弁理士 神野 健太