特許権の存続期間は20年/弁理士 二宮 佳亮
新聞掲載記事- 特許(発明)
- 時事
特許権の存続期間は、原則、出願した日から20年で終了します。今から20年前というと、日本でサッカーワールドカップが開催されていたころです。20年前、日本でプレーする選手たちの、華麗な技に憧れたことを思い出します。
今年は、4年に1度のサッカーワールドカップが開催されます。今年のサッカーワールドカップでも、選手たちの華麗な技が数多く誕生することと思います。
ところで、選手たちの華麗な技について、特許権を取得することはできません。そのため、選手たちの華麗な技については、特許法上まねすることが可能です。しかし、20年前の私は、スキルの大きな不足により、残念ながらまねすることができませんでした。
私としては、サッカーワールドカップの熱狂が、将来のサッカー界を担う子供たちに伝わってほしいと思っています。また、このような子供たちには、選手たちの華麗な技についてどんどんまねをしてもらって、20年後、サッカーワールドカップで活躍してもらいたいと願っております。
20年前も、おそらく20年後も、そして今年も、私がワールドカップで盛り上がっていることは間違いありません。がんばれ、日本!