身近にある「商標」/弁理士 高平 正光
新聞掲載記事- 商標(ブランド)
知的財産の仕事に関わる前から、「商標」という用語は知っていましたが、当時は用語を知っていても、どのような役割を果たすのかまでは知りませんでした。
そのため、私が「商標」について説明する際には、身近にある商品やサービスについての名称やブランドロゴなどを例にしてイメージしやすくなるよう心掛けています。
そうすることで、身近にある「商標」が、いつも一定の生産者や販売者から出されていることを示す出所の表示や、いつも一定の品質または質を備えていることを示す品質の保証、信用・信頼を深く印象付けて購買意欲を持たせる宣伝広告といった、役割(機能)を果たしていることについても興味をもっていただけるようになりました。
最近では、「文字や図形の商標」に加え、「色だけの商標」や「音の商標」、「ホログラムの商標」など様々な種類の「商標」が認められるようになり、飲食店やコンビニ、クレジットカード会社など「商標」がより身近に感じられるようになりました。
あなたも身近にある商品やサービスからお気に入りの「商標」を探してみませんか?