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もっと女性弁理士が活躍するために!~日本弁理士会東海会、初の女性副会長として~/副会長 弁理士 村松 亮子

新聞掲載記事
  • 弁理士会

 令和7年度日本弁理士会東海会の副会長を拝命致しました村松亮子と申します。印刷機器関係企業に勤務しており、前職は特許事務所、前々職は自動車関係企業に勤務しておりました。弁理士登録は平成9年で27歳のときでしたので、人生の半分以上を弁理士として過ごしております。
 私は、知財の仕事は女性向きで、女性の細やかな神経が生かせる仕事だなと感じております。明細書の作成業務は、とても注意力と根気のいる作業であり、「てにをは」等の細部に亘って気を配りつつ、使用する用語に細心の注意を払いながら対象技術の説明を淡々と積み重ねる作業です。また、商標業務でも商標の類比判断等において、同様の能力が必要です。一方、時間や場所に制限されない仕事であり、育児等で時間的な制限がある場合でも、継続できる仕事だと思います。発明者との面談に必要なコミュニケーション能力も女性は総じて高い人が多いです。

 にもかかわらず、女性は全体の2割弱しかいません。理系の女性が少ないことも一因ではありますが、知財業務には一定期間のキャリアが必要であり、このキャリアの構築とプライベートとの両立が難しいことが一因なのかもしれません。女性弁理士がキャリア等について気軽に相談できる機会があれば、安心して仕事を継続できるのではないでしょうか?そのためにも、日本弁理士会東海会において、定期的に女性弁理士が交流できる機会を設けたいと思っています。。
 弁理士会東海会の活動が企業の利益に直接結びつくものではないにもかかわらず、弁理士会東海会の副会長を受けてもよいと判断してくれた会社にはとても感謝しています。一方で、企業弁理士が弁理士会の活動を行うことは、会社にとってもプラスの面が大きいと感じています。なぜなら、知財に関連する仕事は多岐にわたるため、弁理士会の活動を通じての得られる経験や人脈が非常に役立つからです。
 ちなみに、私の会社は、浜松駅から車で30分かかる浜松の郊外にありますが、一昨年に建て替えしたばかりで、テレビドラマに出てくるようなお洒落な職場です。社内にロッキングチェアーやカフェもあります。フレックスや在宅勤務も充実しており、都会に負けず劣らず環境のよい職場です。女性も男性と同様にキャリアアップしており、女性が活躍できる職場です。令和7年度日本弁理士会東海会の副会長として、女性弁理士が今まで以上に活躍できるように、精進いたします。


2F_カフェスペース

 

3F_創造エリア

 


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